店が設定した値段と自分にとっての価値は違う

 ネットニュースを見ていたらこんな記事をみつけました。

esse-online.jp

 ポイント還元で貯まったポイントを使うためや、クーポンを使うために余計な商品を買ってしまったり、あるいは、元を取ろうとして余計にお金を使ってしまうことが取り上げられて、「やらない方がいい節約」という題名をつけています。

 これ、確かにこういうことでお金を使いすぎるのは文字通り元も子もないですが、かといって、ポイントを使わない方が得だというとまた違うんですよね。根本原因から外れた対策をとっている感じがします。

 こういう損の仕方をする人って、店が設定した値段と自分にとっての価値を混同しているのが問題なんだと思います。たとえば食べ放題で元を取ったら得だということはなくて、そもそも食べ放題は普段の自分の食費よりもどうしたって高くつくのですから、元をとったところで得になっていないのです。店が赤字になったからといって自分が得しているということはなくて、両者が損しているんですね。

 店が設定した価格ではなくて、自分にとってそれが幾らなのかをちゃんと考えるのが大事だと思います。店が設定した価格よりも、自分にとっての価値の方が高い場合に限って買うべぎです。