Linuxサーバ管理もそのうち、高齢者にしか扱えない仕事になる

 2000年頃はWindows 9Xがまだ現役だった時代だった。あの頃のWindowsは、しばらく使っているとOSの再インストールが必要になる不安定なOSだった。だから安定しているLinuxがもてはやされた。この頃の入社組にはLinuxサーバインフラを扱える人が多い。

 2010年前後はWebの時代だった。Webアプリを作るのにも土台になるサーバが必要だからLinuxサーバの知識が役に立つのは今でも変わりないけど、OSは話題の中心からは外れた。

 2020年前後はデータ分析の時代かなと思っている。この時代の人らは、Webアプリの開発もするけど、Linuxサーバを管理できるスキルの人は、自分の周りにはいない。いなければ育てればいいかというと、人も時間も限られてるからそうもいかない。

 今でもCOBOLが現役で使われていることから考えると、若い頃に身につけた技術が役に立たなくなるんじゃないかと心配する必要性は薄くて、どちらかというと、若い頃に身につけた技術に縛り付けられて新しい技術に手が出せなくなることを心配した方がいいんじゃないかと思う。